自分にとっての優しさがあなたにとっての痛みだなんて

私には「相手と親しくなればなるほど口が悪くなる」という性質があって、それは自分でも重々承知していて、でもそれはある種の愛情表現というか、自分なりに相手に心を開いた証であって、もちろん数々の暴言は全て冗談で、心の底ではみんなのことを愛してるわけなんだけど、もちろんそんなこと普段口にすることはなくて、でも相手にはそれが伝わっていると勝手に思っていて、だけどほんとはそんなこと全然関係なくて、私の口から発せられた言葉に相手が傷ついていたらそれはもう愛でもなんでもない、ただの暴力だ

なんで今まで長い間こんな簡単なことに気づかなかったんだろう、最近人から言われてやっと自覚した、最低だ

地元にいた時は気付かなくて、というか誰にもそんなこと言われたことなくて、だいぶ甘やかされていたことを今さら知る

高校生の頃はスクールカースト的なものがあって、私は割とその上位の人たちと仲良くしてもらっていたから、そういうのも関係あったのかもしれない

京都に来てからあまり人に干渉しないようになって、最近やっと心を開けるような人たちが数人できて、嬉しくて、猫かぶってる状態じゃなくて素の自分を知ってほしくなって、欲が出て、暴言を吐いて、傷つけた

もしかしたら昔よりもエスカレートしてるのかもしれない、猫かぶってる状態が長すぎていろいろ溜まってたのかもしれない、でもそんなのただの言い訳だ、なんの意味もない

私は大事な人たちを傷つけたんだ

これからどうやって罪を償っていけばいいんだろう、分からない、やさしいひとになりたい

不器用なんてそんな言葉じゃ生易しすぎる、自己満足的な私の愛情表現を奪われたらもう他に人を愛する方法を知らない、哀れだ、今までみんなから何をしてもらってきたんだ、もらったものを返せばいいだけの話だろう、でもそれが上手くできない、あいしたい

ねえ、あなたが大事だよ、大切に思ってるよ、大好きだよ、優しくしたいよ